財団について

設立趣意

設立者の言葉

「無から有を生ずる生き方」

私の生い立ちについて少しお話させていただきたいと思います。
私の家は父が宗教家をしていたため、ほとんど収入がありませんでした。
その上、昭和20年(1945年)終戦の年、一家の生活を支えてくれていた母親を亡くし、長男であった私は家を支えるために13歳で仕事に出ました。

死に物狂いで働くなかで、一攫千金を得た成り金たちがあっという間に凋落していく姿を見て、仕事というのはコツコツやっていくのが大切だと子供ながらに学ばせてもらいました。

エスケー化研株式会社創業のきっかけは塗装工場に出入りしていた時に、たくさんの廃溶剤が捨てられていることに気付いたことから始まります。 これをもったいないと思った私は、独学で溶剤蒸留の勉強をし、廃溶剤を再生することに成功したのです。

昭和30年(1955年)に研究所を立ち上げ、3年後には廃溶剤のリサイクルに加えて建築用塗料製品の製品販売を本格的に始めたのです。

「無から有を生じる生き方」これが私の人生訓となっています。

若い皆さんは将来どんな人生訓を掲げられるでしょうか?

近年、ますます激しさを増すグローバル化、ボーダレス化する国際社会の一端を担う人材として、活躍される皆さんの人生を私は奨学活動を通じて応援して行きたいと思います。

藤井實(財団設立者)の略歴

1932年 昭和7年 兵庫県西宮で誕生
1955年 昭和30年 四国化学研究所創立 代表取締役社長
1958年 昭和33年 株式会社に法人改組
1963年 昭和38年 四国化研工業鰍ノ社名変更
1991年 平成3年 エスケー化研株式会社に社名変更 現在に至る
2004年 平成16年(財)藤井国際奨学財団を設立し、理事長に就任
2017年 平成29年 エスケー化研株式会社 代表取締役会長に就任
2020年 令和2年 (財)藤井国際奨学財団 理事長を退任

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